ごあいさつ
園長 佐藤朋美
2002年4月に開園して18年が経ちました。園庭に植えたケヤキの木は、シンボルツリーとして毎日子どもたちの様子を見守ってくれています。春夏、青々と生い茂る葉で園庭に大きな日陰をつくり、その下で子どもたちはのびのびと遊びます。秋にはその葉を地面に落とし、子どもたちはその枯葉を山盛りに集めて園庭で焼き芋を楽しみます。季節によってさまざまな顔を見せてくれるケヤキの木。自然に親しみ、興味関心を寄せながら夢中になって遊ぶ子どもたちです。子どもたちにとって毎日が楽しく安心して過ごせる保育園でありたいと思います。子どもがやってみたいと思う気持ちを大切に、遊びを通して様々な経験を積んでいって欲しいと思います。そのために、私たち大人は子どものありのままの姿を見つめ、子どもの想いを受け止めながら、対話的で主体的な保育を目指しています。 ぜひ、遊びに来てください。
●保育目標 こんな保育園でありたい
☆みんなが元気になれる保育園
・子どもたちが、自分のもっている「生きる力」を存分に発揮し、育っていってほしい。
・大人たちも、お互いに尊重し合いながら、子どものよりよい育ちのために心を寄せ合い、知恵を出し合い、信頼し合い、共に育つ「子どもも大人もともに元気になれる保育園」を目指しています。
子どもたちは、多くの大人に見守られ、大人の力を借りながら大きくなっていきます。大人はそんな子どもたちの大きくなっていく姿から感動をもらい、「よーし!」と元気になります。
朝、子どもを送ってきたお父さん、靴が脱げないだの足が痛いだの父をてこずらせています。「朝から大変ですね」と声をかけたら「こんなでも送り迎え嫌いじゃないですよ。いい時もわるい時もこの子の頑張りが見えますからね。例え二日酔いでも、頑張って仕事いかなくちゃー!って思えますよ。あっはは」
頑張った姿を誰かが見ていてくれる安心感と信頼のなかで大人も子どもも人として育ち合いたいと願っています。
●保育目標 こんな子どもになってほしい
☆よく食べ、よく寝、よく遊ぶ子ども
平日のほとんどを保育園で過ごす子どもたちにとって、保育園は生活の場。何をするにも基本的な生活がしっかりしていないと、意欲的に過ごせません。ひとりひとり自分なりに主体的に過ごせるようになる事を目標として、基本的生活習慣が自立できるようにします。
よく食べるためには、よく遊び、お腹がすいていることが大切です。お腹が満足すれば、眠くなるはず、気持ちよく目覚めて、また意欲的に遊ぶ。そんな生活リズムが身についた身体の基本を作って行きたいと思います。
☆自分と仲間を大切にできる子ども
認められ、見守られ、自己肯定感をはぐくむ事のできる子は、自分と同じ存在として仲間を認める事ができるようになります。
保育園では仲間と家族のように濃密な時間を過ごしています。自己主張し、ぶつかり合い、そっぽも向き、時には意に沿わない「ごめんね」もし、悔し涙も流すけれど、その分仲間の気持を自分を通して考えられるようになます。かけがえのない自分、かけがえのない仲間。
☆自分のやりたいことがあり、自分で乗り越えようとする子ども
「遊びの中にこそ子どもの育ちの力がある」と保育の実践から学びました。 「おはよう。昨日の続きのこれやろう!」と思えるように遊びが充実していて、自分の遊びたいイメージがあって、自分なりの工夫を凝らし、自分持つ全ての能力を注ぎ込む。誰かに言われたわけではなく、自分の中の探究心や好奇心が子ども自身を動かしている。それは0歳児の赤ちゃんの時から始まっています。「これなーに?おもしろい!ふしぎ!」がはじめの一歩。子どもにとって「遊び」とは自己表現の一つです。感動が自分の壁を自分で乗り越えるエネルギーになります。